アロハ〜、スタッフのゆいです。
「アンドユークリエーションズ」のプロジェクトの一つ「ドルフィン&ユー」は、おかげさまで、今年で創立29年目を迎えることができました。
今日は、初心に戻り、ドルフィン&ユーの創立者、「ドルフィンレディー」と呼ばれていたテリー・ペニー(「イルカは海の天使」の著者)が、このプロジェクトを始めたきっかけをお話したいと思います。
ワイキキの小さなコンドミニアムに住んでいたテリーは、ある日からとてもピッチの高い音が聞こえるようになりました。その音は、昼も夜もたえず聞こえ、最初は電気製品の音が聞こえているのかと思い、すべてのコンセントを抜いてみたりもしました。ところが、その音は、よく聞くと左の耳から聞こえてくるのでした。そして「ハローハロー」と言っているような音でした。しばらくするとこの音は、さまざまな高さの音に変わりました。そんな奇妙な体験が、3ヶ月間続きました。
そんなある日の事、スピリチュアルな友達が電話をしてきて「イルカが君と泳ぎたいと言って待っているよ」と言ってきたのです。それまで、テリーは一度もイルカと泳いだことはありませんでした。でも、その不思議なメッセージにしたがって、オアフ島西海岸へと出かけていきました。浜辺に到着し、海で泳いでいると、なんと、3ヶ月間聞こえ続けていたあの甲高い音が聞こえてきたのでした。その瞬間にすべてがわかったのです。イルカは、ワイキキのコンドに住むテリーにコミュニケーションをしてきていたのでした。信じられない話ですが、実際に起こったことです。その日、イルカは長い間一緒に泳いでくれました。それは至福に満ちた信じられない体験でした。まるで故郷に帰ったような感覚。イルカと一体になったような感覚。彼らの目をじっと見た時、自分の存在の奥深くで何かが起こり変わりました。
イルカと泳いだ後には、あの音はピタリと止まりました。テリーは、自分に向って質問しないではいられませんでした。「彼らは、いったいどういう存在なんだろう。「どこからきているんだろう」「なぜ私にコンタクトしてきたんだろう」どうしても知りたくなりました。こうしてイルカと人間との交流プロジェクト「ドルフィン&ユー」が1989年に始まったのでした。
テリーはオアフ島西海岸でB&Bを始め、そこに来た人々をイルカのもとへと案内しました。そして、イルカと泳いだ人達が、さまざなな体験をしました。病気がよくなった、創造性にめざめた、気分がすっきりしたなど、イルカが私達人間に確実にいい影響を与えてくれていることが確認できました。まだまだ謎の部分はたくさんありますが、イルカと泳ぐという素晴らしい体験を一人でも多くの人にしていただきたいと思います。またこのプロジェクトを設立してくれたテリーさんに感謝の気持ちを忘れることなく、みなさんと一緒に今年も進化していきたいと思っています。