ちょっとブログにするには数ヶ月遅れましたが、今日は、ハワイで新種のイルカが見つかったというお話です。この新種のイルカは、2017年8月にカウアイ島沖で見つかったのですが、実は、今年になって新しい事実が判明しました。
米非営利団体カスカディア・リサーチ・コレクティブの最新の報告によると、この新種のイルカは、カズハゴンドウクジラ(melon-headed whale)とシワハイルカ(rough-toothed dolphin)の間に生まれたハーフであることが生体組織検査によりわかりました。このハイブリッドは、世界初でもっとも珍しい発見と報告されています。
この混血のイルカは、海洋研究者たちの調査中にたまたま見つけられたそうです。そもそもカズハゴンドウクジラは、カウアイ島沖で出会うのは珍しく、いつも大きな群れを作っているのが特徴で接触するのも難しく、あまり詳しいこともわかっていないそうです。それが、この新種のイルカと一緒に1頭だけで泳いでいたそうです。
丸い頭のカズハゴンドウクジラ(melon-headed whale) photo by CNN
お腹に斑点があるシワハイルカ(rough-toothed dolphin) photo by CNN
カズゴンドウクジラは、英語名には、whale (クジラ)という言葉が含まれていますが、実際は、イルカの仲間なのだそうです。違う種類同士でのハイブリッドは、なかなかレアなものだと思います。それでも、この2頭は何かインスピレーションを感じたのでしょうか。イルカやクジラはお互いにコミュニケーションを取っていると言われていますが、どんなコニュニケーションを取ったのか知りたい!とにかくこの2頭の恋の行方が気になります。調査隊は、今後も調査を続けるそうです。
それにしても海で泳ぐ生き物達をこのような形で発見できたのは、すごいと思います。いつも移動していて海の深いところまでいく海洋生物達を見分ける力は、さすが研究者。専門家は違いますね。
そういえば、ハワイのシーライフパークにもウォルフィン(Whale +Dolphin)というクジラとイルカのハイブリッドがいます。ウォルフィンは、オキゴンドウとバンドウイルカの間に生まれました。
人間社会でも、長い時間をかけて、国境が薄くなり、いろいろな人種が混ざってきていますが、海の社会でも同じようなことが起きているんでしょうか。近い将来、いろんな種類の海洋生物達が泳ぐようになったりして。
ドルフィン&ユー野生のイルカと泳ぐツアー中ーも時々珍しい海洋生物たちと出会います。
こちらは、カメラマンが撮影したオキゴンドウクジラの映像です。
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