最近日本は、インバウンドツーリズム（訪日外国人観光）の勢いがすごいですね。アンドユークリエーションズでは、日本人スタッフも多く、現在の未だかつてないほどのインバウンド観光をみて、ハワイでも観光業を扱っている私たちは、興味深くその様子を見守っています。
ハワイは、2020年のCOVID19パンデミックの後、ハワイの海はとてもキレイになり、絶滅危惧種でもあるモンクシールの姿もたくさんみられるようになりました。地元の人たちのハワイの自然を守るという意識も高くなりました。パンデミック中は、観光客の皆さんがハワイに来られなくなり、とても悲しい気持ちが大きくなる反面、自然が蘇っていることに嬉しくも思いました。そこで、パンデミック後、ハワイでは、レスポンシブルツーリズム（旅行先に対して配慮した行動をとる）という言葉も多く聞くようになりました。旅行に来る皆さんに、ハワイを理解してもらい、ハワイの自然を一緒に守っていこうという動きです。
そんな中、日本のインバウンドツーリズムも成長し、様々なニュースが耳に入ってくるようになりました。神社の境内にタバコを捨てるとか、舞妓さんを追いかけるなどなど、本当に怒りたくなるようなニュースが多いです。それでも、日本の素晴らしさを知ってもらいたいという気持ちももちろんあります。
このような状況を見ていると、ハワイと日本は違った意味で、似ている状況にあると言えるかもしれません。日本とハワイは、それぞれ独自の魅力的な自然と文化を持っていますが、どちらの地域でも、訪れる観光客に「単なる観光以上の体験」を提供し、持続可能な未来を目指すという共通の取り組みがあります。自然と文化への深い愛情と、それを通じた「気持ちの共有」が、観光業の中で大切にされているんです。
日本のインバウンドツーリズムと「おもてなしの心」
日本のインバウンドツーリズムでは、外国人観光客に日本ならではの体験を提供する中で、「おもてなしの心」を伝えることが重要視されています。日本の観光業は、地域ごとの独自性を尊重しながら、自然や文化を最大限に活かした体験を提供することに力を入れています。
例えば、京都の伝統的な町家に泊まり、地元の文化を学ぶ体験や、山間部の自然を探索するエコツアーでは、訪れる人が自然や文化に触れるだけでなく、地域の人々との交流を通じてその「心」を感じることができます。こうした体験型のツアーでは、日本人が大切にしている自然や文化に対する「思いやり」や「感謝」の気持ちが観光客にも伝わり、心のつながりを深めることができます。この精神は、観光客が日本の美しい自然や豊かな文化を楽しむだけでなく、それを守るために行動する意識を持つきっかけにもなっています。
ハワイのサスティナブルツアーと「アロハ・スピリット」
一方で、ハワイのサスティナブルツアーは、「アロハ・スピリット」を通じて自然と人々との調和を大切にしています。アロハは単なる挨拶ではなく、愛、思いやり、そして自然や他者とのつながりを表す言葉です。このスピリットが、ハワイのサスティナブルツアーの根幹にあります。
ハワイの観光業は、地元の自然環境や文化を守りながら観光を発展させることを目指しています。例えば、海洋保護区でのシュノーケリング、オプショナルツアーや、地元の農園でのエコ体験ツアーでは、観光客が自然の美しさを楽しむと同時に、その保護の大切さを学びます。これにより、訪れる人たちは自然や文化への感謝の気持ちを持ち帰り、持続可能な未来を共有する意識が生まれます。ハワイのサスティナブルツアーでは、観光客と地元の人々が一体となって自然や文化を守る取り組みを体験することができ、観光自体が地域の未来をサポートするものとなっています。
気持ちの共有が持続可能な観光への鍵
日本のインバウンドツーリズムにおける「おもてなしの心」と、ハワイのサスティナブルツアーにおける「アロハ・スピリット」は、どちらも単なる観光サービスを超えて、訪れる人々と地域の人々との「気持ちの共有」を目指しています。これが、持続可能な観光の鍵となっています。
観光客が自然や文化を単に「見る」だけでなく、その価値を理解し、地域とのつながりを感じることで、持続可能な観光が成り立ちます。日本もハワイも、地域の自然や文化を守りながら、その美しさを次世代に引き継ぐために、観光業が果たすべき役割を認識しています。
次にハワイを訪れる際には、自然や文化を大切にし、地域とのつながりを深める旅をぜひ体験してみてください。
ハワイのオプショナルツアーを催行するアンドユークリエーションズでも、ハワイを次世代の子供達に同じ形で残せるよう活動しています。よかったら関連ブログも読んでくださいね⬇️
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