アンドユークリエーションズは、ハワイで7つのオプショナルツアーを催行していますが、その中で、ウミガメと会える確率がとっても高いツアーを3つも行っています。それだけ、ハワイでは、ウミガメがよく見られるんですね。ハワイでウミガメは、海の守り神とも言われ、ダイバーや観光客に大人気です。海で泳いでいる間に見つけたら、優雅に泳ぐ姿はずっと見ていられますよ。
そこで、お客さんからよくあるウミガメについての質問の中に「オスとメスはどうやって見分けるんですか?」というのがあります。今日は、その質問にかなり深掘りしてお答えします。
最大のポイントはウミガメの「しっぽ」
ウミガメの性別を見分ける時、一番確実で分かりやすいのが「しっぽ(尾)」の長さです。大人のウミガメ(成熟したウミガメ)になると、しっぽの長さに圧倒的な違いが現れます。
オスの特徴:長くて太いしっぽ:
オスのしっぽは、甲羅の後ろから大きくはみ出すほど長く太いのが特徴です。後ろ脚よりも長くなることが多く、泳いでいるときもかなり目立ちます。
メスの特徴:短くて小さなしっぽ:
メスのしっぽはとても短く、甲羅に隠れてしまうほどです。お尻のあたりがすっきりして見えたら、それはメスの可能性が非常に高いです。

甲羅の形(シルエット)
背中に背負っている(?)甲羅の形でも見分けがつきます。
オスの甲羅:
甲羅の形が、後ろにかけてやや細くなる傾向があります。全体的にシュッとしたスマートなシルエットです。また、交尾の時にメスの甲羅に捕まるため、爪が鋭く内側に曲がっているそうです。
メスの甲羅:
体内にたくさんの卵を抱える必要があるため、甲羅全体が丸みを帯びていて、ふっくらと厚みがあります。そして、メスのお腹の辺りは、ややへこんでいます。人間もウミガメもお母さんになるために、身体がふっくら丸くなるようにできているんですね。
子供のウミガメはプロでも見分けるのが難しい
ここまでは、大人のウミガメの見分け方でした。これだけ知っているだけでも、ウミガメの観察が何倍も面白くなると多います。ただ、ウミガメが大人になる(成熟する)には、種類にもよりますが、約20年〜30年かかると言われています。それまでの子どもの時期は、オスであっても男の子らしい特徴が出ず、みんなメスのような「短くて小さなしっぽ」をしています。そのため、砂浜をよちよち歩く赤ちゃんウミガメや、まだ若いウミガメの性別を目で見分けるのは、専門家でも難しいそうです。
ウミガメの性別は「砂の温度」で決まる!
ウミガメの赤ちゃんに関して一番興味深い事実がこれです。人間は遺伝子で性別が決まりますが、ウミガメは、なんと、卵が埋まっている「砂の中の温度」によって、生まれてくる赤ちゃんの性別がすべて決まるそうなんです。これを専門用語で「温度依存性決定(TSD)」と言います。基準となる温度(ピボット温度)は約29度。これより高いか低いかで、運命が分かれます。29度より高いとメスになり、29度より低いとオスになります。
そして、砂の温度がぴったり29度前後の時は、オスとメスが半分づつ生まれてきます。そのため、日当たりの良い砂浜の上のほうにある卵はメスになりやすく、日陰や少し深いところにある涼しい卵はオスになりやすい、という自然のバランスが成り立っています。
地球温暖化でウミガメがピンチ?
この「温度で性別が決まる」という性質のせいで、今、世界中のウミガメが深刻な問題に直面しています。地球温暖化によって砂浜の温度がどんどん上がっているため、「生まれてくる赤ちゃんが99%メスばかり」という地域(オーストラリアのグレートバリアリーフなど)が出てきているのです。オスが極端に減ってしまうと、将来、子孫を残せなくなってしまうので、世界中で保護や調査が進められています。
ウミガメの性別決定システム、知れば知るほど奥が深いです。 ちなみに、地球温暖化による「メスばかりになってしまう問題」に対して、人間が砂浜に日よけを作ったり、水を撒く実験も行われているそうです。地球上の生命の神秘が、地球温暖化によって壊されていくのは、見ていて辛くなります。
ウミガメのオスメス問題から、地球の未来まで話が広がりましたが、知れば知るほど彼らを応援したくなりますよね。
アンドユークリエーションズのウミガメに会える3つのオプショナルツアーは、以下の通りです。
ドルフィン&ユー野生のイルカツアー
イルカを観察した後、シュノーケリングの時間には、ウミガメが泳いでいる姿が見られます。

タートル&ユー、ウミガメをシュノーケリングツアー
ワイキキ沖のウミガメが集まるタートルキャニオンという場所でシュノーケリングをします。

アイランド&ユー、ハワイの絶景ポイント&ローカルフード食べ歩きツアー
周るルートの中にウミガメがよく集まるスポットが含まれます。









